メニュー

月経随伴症候群(PMS,PMDD)

生理が近づくにつれて、なぜかイライラが止まらなくなったり、急に涙が止まらなくなったりして、自分でもコントロールできない感情に振り回されてしまうことはありませんか。こうした月経前に現れる心身の不調は、月経随伴症候群と呼ばれ、多くの女性が経験しています。中でも、日常生活に支障をきたすほどの重い精神症状を伴うものは、PMDD(月経前不快気分障害)として、適切な治療が必要な疾患です。東京都北区の赤羽こころのクリニックでは、JR赤羽駅東口から徒歩2分という通いやすい場所で、精神科専門医である女性医師が、お一人おひとりの悩みに寄り添った治療を提案しています。生理前のつらさは「性格のせい」や「我慢が足りない」わけではなく、ホルモンバランスや脳内の神経伝達物質の影響によるものです。当院では、お仕事や学校生活との両立をサポートしながら、あなたが自分らしく過ごせるようお手伝いをいたします。

月経随伴症候群(PMS,PMDD)の症状について

月経前になると現れる症状は、人によって非常に多岐にわたります。大きく分けると、身体に現れる症状と、心に現れる精神症状の2つのパターンがあります。多くの場合は、月経が始まる数日から10日前くらいから症状が強くなり、月経が始まると同時に、あるいは始まって数日以内に嘘のように消えていくのが特徴です。私たちは、患者さんがどのタイミングで、どのような症状に悩まされているのかを丁寧にお聞きし、治療の優先順位を一緒に考えていきます。

代表的な精神症状

精神症状が特に強く出る場合、周囲の人に当たり散らしてしまったり、逆に強い自己嫌悪に陥ったりすることがあります。具体的には以下のような症状がよく見られます。

  • 些細なことで激しい怒りを感じたり、イライラして家族や友人に当たってしまう。
  • 突然悲しくなったり、涙が止まらなくなったりする情緒不安定な状態。
  • 何をしても楽しくない、何に対しても意欲がわかないといった抑うつ気分。
  • 普段なら気にならないことに過敏になり、強い不安や緊張を感じる。
  • 集中力が低下し、仕事や家事でミスが増えたり、効率が落ちたりする。

代表的な身体症状

身体的な不調は、それ自体がストレスとなり、さらに精神的な不安定さを加速させることがあります。多くの患者さんが訴えられる症状には以下のようなものがあります。

  • 乳房の張りや痛み。
  • 下腹部の張り、腹痛、腰痛。
  • 頭痛やめまい、動悸。
  • 手足や顔のむくみ、急激な体重増加。
  • 異常な眠気、または不眠。
  • 食欲の異常な亢進(過食)や、特定の甘いものが無性に食べたくなる。

月経随伴症候群(PMS,PMDD)の原因について

なぜ月経前にこのようなつらい症状が起こるのか、その正確なメカニズムは完全には解明されていませんが、いくつかの有力な要因が重なり合って起こると考えられています。私たちは、単なるホルモンの問題として片付けるのではなく、脳の機能や環境要因など、多角的な視点から原因を考察しています。

女性ホルモンの急激な変動

排卵後から月経前にかけては、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンが急激に変動します。この変動が自律神経に影響を与え、むくみや腹痛などの身体症状を引き起こす一因となります。しかし、PMSやPMDDを抱える方のホルモン値自体が異常であることは少なく、むしろホルモンの変化に対する脳の感受性が高いことが原因ではないかという説が有力です。

セロトニンの不足

脳内の神経伝達物質であるセロトニンは、感情を安定させる役割を持っています。排卵後のホルモン変化に伴い、このセロトニンの働きが低下することがわかっています。セロトニンが不足すると、不安が強まったり、気分が落ち込んだり、食欲が抑えられなくなったりします。特に精神症状が重いPMDDの方は、このセロトニン系の機能変化が強く関与していると考えられています。

ストレスや生活環境の影響

日々のストレスや過労、睡眠不足などは、症状を悪化させるリスク因子となります。赤羽駅周辺でお仕事をされている方や、家事・育児に追われている女性は、知らず知らずのうちにストレスを溜め込みやすく、それが自律神経の乱れを招き、月経前の不調をさらに深刻なものにしているケースが少なくありません。性格的に真面目な方や、責任感が強い方ほど、自分の不調を責めてしまい、悪循環に陥りやすい傾向があります。

月経随伴症候群(PMS,PMDD)の種類について

月経前に起こる不調は、その重症度や症状の現れ方によって、大きく「PMS」と「PMDD」の2つに分類されます。ご自身がどちらに近い状態なのかを知ることは、適切な治療法を選択する上で非常に重要です。

PMS(月経前症候群)

月経前の3日から10日の間続く、身体的または精神的な不快な症状の総称です。多くの女性が何らかの症状を経験しており、軽度のものまで含めると非常に一般的な状態です。日常生活に多少の影響はあっても、何とかやり過ごせることが多いですが、毎月繰り返されることで蓄積する精神的疲労は軽視できません。

PMDD(月経前不快気分障害)

PMSの中でも、特に精神症状が極めて重く、日常生活や社会生活に深刻な支障をきたすものを指します。アメリカ精神医学会の診断基準(DSM-5)では、独立した精神疾患として定義されています。単なるイライラにとどまらず、絶望感や強い希死念慮(死にたくなる気持ち)が現れることもあり、人間関係の破綻や仕事の退職につながる恐れもあります。

月経随伴症候群(PMS,PMDD)の治療法について

赤羽こころのクリニックでは、患者さんのライフスタイルや症状の強さに合わせて、複数の治療法を組み合わせて提案しています。無理に薬を勧めるのではなく、ご本人の希望を尊重しながら、最も負担の少ない方法を一緒に探していきます。

薬物療法

症状が強く、日常生活に支障が出ている場合には、お薬の力が大きな助けになります。当院では、副作用に配慮しながら以下のような処方を行っています。

  • SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)・・PMDDの精神症状に対して非常に有効な治療薬です。セロトニンの働きを強めることで、イライラや落ち込みを和らげます。毎日服用する方法と、症状が出る時期だけ服用する方法があります。
  • 漢方薬・・「加味逍遙散(かみしょうようさん)」や「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」など、血行を良くし、気の巡りを整える漢方薬が効果的です。体質に合わせた細かな調整が可能です。
  • 低用量ピル・・排卵を抑制し、ホルモンの変動を緩やかにすることで身体症状を改善します。婦人科との連携が必要になりますが、選択肢の一つとして検討します。

生活習慣の改善とセルフケア

お薬だけに頼らず、自分自身でコントロールできる方法を見つけることも大切です。私たちは以下のようなアドバイスを診察の中で行っています。

  • カフェインやアルコールの摂取を控え、むくみやイライラを抑える。
  • カルシウムやマグネシウム、ビタミンB6を意識した食事を心がける。
  • 症状が出やすい時期を把握するために、月経日記をつけて自分自身のパターンを知る。
  • 軽い運動やリラクゼーションを取り入れ、自律神経を整える。

料金について

当院は保険診療を行っております。標準的な自己負担額(3割負担の場合)の目安は以下の通りです。正確な金額は再診や処方の内容によって変動いたします。

項目 費用の目安(3割負担時)
初診料(心理教育含む) 約2,500円 - 3,500円
再診料 約1,500円 - 2,000円
診断書発行手数料(自費) 3,300円 - 5,500円(内容による)

※お薬代は別途薬局での支払いが発生します。また、検査が必要な場合は別途費用がかかります。

月経随伴症候群(PMS,PMDD)についてのよくある質問

Q1. 生理にまつわる不調で精神科や心療内科を受診してもいいのでしょうか?

A1. はい、もちろんです。特にイライラや気分の落ち込みといった精神症状が強い場合は、心療内科・精神科の領域となります。当院は精神科専門医が在籍しており、心の症状を専門的に診察いたします。

Q2. 診断書はすぐにもらえますか?

A2. 当院では、診察の結果、病名が確定し休養や環境調整が必要と判断された場合には、診断書の当日発行が可能です。生理前の症状でお仕事を休まざるを得ない場合や、学校への配慮が必要な場合など、お気軽にご相談ください。

Q3. 治療を始めると、ずっと薬を飲み続けなければなりませんか?

A3. 決してそうではありません。症状が改善し、日常生活を安定して送れるようになる寛解の状態を目指します。症状が出る期間だけ服用する方法もありますし、生活習慣の改善によってお薬を減らしていくことも可能です。

院長より

月経前の不調で悩んでいる女性の多くは、周囲に相談しても「生理前だから仕方ない」「みんな我慢している」と一人で苦しみを抱え込んでしまいがちです。しかし、家の中をめちゃくちゃにしてしまうほどの怒りや、消えてしまいたいほどの絶望感は、決して「甘え」ではありません。赤羽こころのクリニックでは、専門的な視点から治療を行っています。JR赤羽駅から徒歩2分という立地ですので、お仕事帰りやお買い物ついでに、どうぞ安心してお立ち寄りください。お一人おひとりのライフスタイルに合わせた無理のないプランを提案し、あなたが毎月の波に怯えることなく、穏やかな毎日を取り戻せるよう全力でサポートいたします。少しでも「つらい」と感じたら、一人で悩まずに私たちのクリニックの扉を叩いてみてください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME